![]() 「やわらかな1.5人称」を求めて 世話人からの一言 2001年12月に豊の国医療コミュニケーションの集い(ワークショップ:WS)は誕生しました。このWSから「豊の国医療教育ボランティア会(豊の国SP研究会)」が誕生し、約20名の模擬患者(SP)が大分大学医学部と医学部附属病院だけでなく、大分県内外の医学会や医療面接の学習の場に参加し、活躍しています。WSではコミュニケーションの基本を学びながら、「コミュニケーションには癒しがある!」ことを毎回体験しています。「やわらかな1.5人称」という私共が行動目標とするコンセプトも、このWSの場から生まれ、今や全国区の言葉となりました。 患者さんを含む市民ボランティアの方々、元医療者、現医療者、医学生、看護学生、教職員など多彩な人達が自発的に集まり、多様性に富む文字どおり「豊の国の集い」に相応しいWSとして育っています。医療のあるべき姿を見つめ直しながら、より豊かな医療を求めて、「医療コミュニケーション」のあり方を体験的に学ぶという全国でも珍しいユニークな活動に育っております。今では、この豊の国から全国に向けて豊かなメッセージを発信できるようになりました。 21世紀の医療は、ボランティアとして参加していただく一般市民の方々と医療者が一緒に協働してはじめて豊かに育つものだと思います。このWSは「響き合いネットワーク」そのものなのですが、大分と岡山だけでなく、WSに参加した人達を中心に「響き合いネットワーク東京」、「ひびきあいネットワーク長崎」および「響き合いネットワーク山形」が誕生し、今、全国に響き合いの輪が広がりつつあります。 世話人 中野 重行 豊の国医療コミュニケ−ションの集い(WS)スタッフ
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