ようこそ、大分大学医学部公衆衛生・疫学講座のホームページへ。
公衆衛生・疫学講座の役割は、社会医学の一翼として地域を俯瞰し、社会資源を活用し組織的なつながりに基づき健康増進に資する研究と社会活動を実践することにあります。また、そのような活動の学問的基盤となる疫学研究者の育成と研究を行っている研究室です。
主に循環器疾患(脳卒中や心筋梗塞)の疫学研究が中心ですが、今は研究対象も小児から高齢者まで、また、循環器疾患に限らずフレイル・サルコペニア、骨折、軽度認知障害、ひいては医療政策まで、地域が抱える将来の健康課題に取り組んでいます。2024年度から大洲コホートⅢを開始し愛媛大学とともにフィールドワークを開始しました。現在、博士課程の大学院生が2名が在籍しています。公衆衛生に興味を示す人々も増えてきており、裾野が広がっていくことを期待しています。
Public Healthは、地球規模のPlanetary Healthへとグローバルに拡大し、複雑化しています。自然災害や新興感染症、一方で経済・教育の格差が顕在化し健康への影響が懸念されます。研究のアプローチはそれぞれの分野で異なりますが、共通して公衆衛生が抱える役割はますます重要になっていくでしょう。
今後とも当講座をご支援いただきますようお願い申し上げます。
大分大学医学部公衆衛生・疫学講座
教授 斉 藤 功