患者満足度調査へのご協力のお願い
大分大学医学部附属病院
サービス推進委員会委員長
皮膚科 教授
藤 原 作 平
このたび外来、入院患者さんを対象に満足度調査というアンケート調査をさせていただくことになりました。入院患者さんには退院時に、外来患者さんは来られた時にアンケート用紙をお配りし、いくつかの項目について、「おおいに満足、満足、不満足、おおいに不満足」の4段階評価をしていただくものです。もちろんご協力いただけない場合でも、なんら不利益をこうむることはありませんが、皆さんの税金で運営されているこの病院の医療の質を向上させるために実施いたしますので、何卒ご協力をお願いいたします。
最近、医療の質というものが問われるようになってきましたが、医療の質をあらわす絶対的な単独の尺度というものはありません。しかし(1)患者さんの満足度、(2)医療者の評価、(3)病院評価機構などの評価の3つで医療の質を判定しようという動きがでてきています(図)。(2)の医療者の評価というのは、皆さん方を紹介してくださる開業医の先生方やこの病院の医療水準を判定する学会の評価等を指し、いわば技術面での質をあらわしています。(3)の病院評価機構などの評価は、病院の制度やシステムについての外面的な評価を指しています。しかしいくらこれらが良くても、実際に利用される皆さんにとっての評価が低いと、医療の質が高いとは言えません。皆さんのこの病院の評価というものは、病院の心といったものを表すと考えています。そういった意味でこの調査は大変重要なのです。
実際の調査内容は、医師、看護師、その他の職員の応対や説明のわかりやすさ、待ち時間などについておうかがいしますが、それ以外の事でもお気付きのことがあれば、是非お聞かせくださいますようお願い申しあげます。

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