[発行] 大分大学医学部附属病院広報誌発行委員会

2004年の大分大学医学部附属病院

患者満足度調査結果について

サービス推進委員会委員長 藤原 作平

 

  昨年10月から11月にかけて、本院の外来と入院の患者さんに御協力をいただき、満足度調査を実施しました。その結果を図にまとめ、簡単に説明いたします。

 まず外来について、6割の患者さんが、大分市と大分郡から来ておられました。待ち時間と病院の設備を除いては、医師の説明のわかりやすさ、診察医の応対、看護師、他の職員の応対などについては、おおむね満足していただいていることがわかりました。

 待ち時間については、全体の約8割が予約患者さんだったにもかかわらず、特に診察室での待ち時間をはじめ、採血室、検査、会計での待ち時間が不満足であると答えられた割合が、10%を超えており、今後の私たちの大きな検討課題であることがわかりました。特に待ち時間の不満足度が高かった診療科については、現在対策を検討しております。この(1)待ち時間と(2)診察医の応対、(3)外来受付・案内の3項目の良し悪しが、この病院を他の人に推薦するかしないかの判断に重要であると患者さんが考えておられることもわかりました。

 入院については、食事と設備を除いては、どの病棟においても、おおむね満足いただいていることがわかりました。食事については、患者さん一人一人の好みに沿うことは難しいと思いますが、特に病んでおられる方々の食欲を引き出せるようもう一工夫する必要があると考えております。

 また外来・入院患者さんともに、病院の空調やエレベーターなどの設備にも不満をいだいておられる人が割合多くみられましたので、個々の意見に従って可能なところは改善していきたいと考えております。皆さん、御協力誠にありがとうございました。

 なおこの調査をまとめるにあたって、医学部感染分子病態制御講座(公衆・衛生医学講座第一)の青野裕士助教授に尽力を得ました。この欄をお借りし深謝いたします。

外来患者

入院患者


最終更新日時: 大分大学医学・病院事務部管理課作成