
周産母子センターは従来の分娩部と新生児集中治療室とが一体となり、高度な周産期管理を行うユニットとして平成16年設立されました。平成17年4月からは新生児集中治療室を3床から6床に増床する等、引き続き整備を進めています。
糖尿病や腎炎などの合併症を持つ妊婦さんや切迫早産や妊娠中毒症などの産科合併症を発症した妊婦さんに対する、関係各科と連携した集学的管理、医学的エビデンスに基づいた最新の管理を行っています。もちろん、なんの合併症もない普通の妊婦さんにもより安心して安全な分娩を行ってもらえるように万全の体制を整えています。胎児の様子が立体像として得られる3D超音波、さらにリアルタイムでその動きを捉えることができる4D超音波を備えており、胎児がおなかの中で飛び跳ねたりする姿をお見せすることができます。また、顔の表情を捉えることができ、瞬きしたりあくびしたりする姿を見ていただき、分娩前から母親としての感覚を持つ手助けとしています。多くの妊婦さんとその赤ちゃんの健康に貢献したいと思います。
(文責 周産母子センター・吉松 淳)
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