
手術部では、1日に15〜25例、年間約4,400例の手術が行われています。多くの患者さんが入室されるため、種々の間違い等が起こらないよう、歩行可能な患者さんには歩いて手術部へ入室していただいています。そして麻酔科医師、手術部看護師及び患者さんがお互いに挨拶をした後、一緒に手術室に入っていきます。
患者さんにとって、手術は期待や不安で大変緊張するものであると思います。患者さん一人ひとりが安心して手術に臨めるよう、私たち看護師は様々な取り組みをしています。手術前日には、麻酔科外来において手術部の看護師が当該患者さん全員に手術のオリエンテーションを行い、手術室での流れ等を知っていただきながら、手術を前向きに受け止めることが出来るように支援しています。また、必要に応じて、担当する手術部の看護師が当該患者さんの病室を訪問し、直接、患者さんから不安や要望などを伺い、手術に際し患者さん毎に適切な援助ができるよう努めています。さらに、小さな子どもさんの場合は、お父さんお母さんに、手術室の中まで一緒に入っていただき、子どもさんが眠るまで付き添っていただいており、泣きながら手術室に入るようなことが少なくなりました。
このような取り組みを行いながら、患者さんが安心して、安全に手術が受けられることを第一に考えて看護を実践しています。
(文責 手術部看護師 野上龍太郎)
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