今回は、和・洋・中問わずどんな料理にも合い、台所に欠かせない食材の玉ねぎです。一年中いつでも手に入れることができますが、辛味が少なく軟らかい、いわゆる「新玉ねぎ」が出回るのは春から初夏にかけて。生で食べてもよし、火を通しても甘くておいしいですね。玉ねぎの特徴は独特の辛味。辛味の正体は刺激成分である硫化アリルなどのイオウ化合物で、次のような作用があります。

玉ねぎが今のように普及したのは、明治初期のこと。関西で発生したコレラに玉ねぎが効くという噂が広まり、その薬効が買われて爆発的に普及したとか・・。今も昔も玉ねぎは体に良い食品の代表のようですね。とはいえ玉ねぎばかりに固執しすぎるのも考えもの。
日常の献立の中で、玉ねぎの栄養と旨みを上手にいただきましょう。
(文責 栄養管理室 廣田優子)
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