
本院では、平成19年1月1日より病院と医学部の敷地内(挾間キャンパス)を全面禁煙としました。禁煙希望の患者さんを積極的に支援するために保険診療が可能な「禁煙外来」を開設することになり、早速1月9日より内科外来にて開始いたしました。対象は外来患者さんに限り、完全予約制で毎週火曜日におこなっています。
タバコは、喫煙者および受動喫煙者の健康を害し、慢性閉塞性肺疾患(COPD;取り残された生活習慣病、いわゆるタバコ病とも言われています)のほか、肺癌など各種癌、動脈硬化による脳・心臓疾患を誘発し、生活習慣病の罹患率を高めることが知られています。
「禁煙外来」は、喫煙を単なる習慣や嗜好ではなくニコチン依存症という病気としてとらえ、必要な援助と治療(ニコチンパッチを用いたニコチン代替療法)をおこなうという考えに基づいています。「タバコをやめたいけど自分ではやめられない」という方、これから入院予定の患者さんなど、是非この機会に内科外来までお気軽にご相談ください。
(文責 呼吸器内科 石井 寛、門田 淳一)

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