[発行] 大分大学医学部附属病院広報誌発行委員会

看護部長新任あいさつ

松 原 啓 子

 

 このたび4月1日付けで、大塚看護部長の後任として看護部長を務めさせていただくことになりました。この紙面をお借りして、一言ご挨拶を申しあげます。
 医療機関を取り巻く環境は大きく変化していますが、看護部は「患者本位の最良の医療」を基本理念として、安全で質の高い看護を目指して取り組んでいます。「患者本位の最良の医療」を提供するためには、チーム医療の推進が不可欠です。患者さんを中心として医師や関連部門との円滑な協力関係を築くことや地域医療機関・福祉施設等との連携を深め継続看護がスムーズに実践できることが重要です。今後もこれらの関係強化を図り、地域の中核としての役割を担いたいと考えています。
 患者さんに安全で質の高い看護を提供するためには、看護師増員と適正配置、教育体制、労働条件の整備を図ることが重要です。平成18年度の診療報酬改定で7対1入院基本料が新設されたことに伴い、本院も看護師配置基準を10対1から7対1に向けて準備を進めています。この改革のねらいは、「手厚い看護」を実践し、看護の質を向上させることです。臨床現場に与える影響として、@患者さんのベッドサイドケアのための時間が増える。特に夜間の看護体制を充実できる。A看護職員の教育・指導のための時間が増える。B看護職の働く環境改善、離職防止に効果が期待できる等の結果が出ています(日本看護協会H18・10月調査結果)。本院の看護師が安心して働ける職場環境にし、目標とする安全で質の高い看護実践が提供できるような人材育成を目指して取り組みたいと考えていますので今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

イラスト

 

最終更新日時: 大分大学医学・病院事務部管理課作成