[発行] 大分大学医学部附属病院広報誌発行委員会

患者さんの『声』にお答えします
患者さんの「声」は要約して載せておりますのでご了承願います。

「声」
 投書された意見は改善されているのですか。全職員に話をして注意を呼びかけているのですか。(記載なし)
「回答」
投書されたご意見は、病院長名で関係部署に送付し、今後の対策・改善策等を回答させるようにしています。また、必要と思われる意見は、毎月開催されている病院運営委員会でサービス推進委員会委員長が報告し、病院連絡会で職員に周知しています。また、投書された意見と関係部署の回答の一部は要約のうえ病院広報誌「かけはし」に掲載しています 。

 

「声」
総合受付のところにAEDというものを置いていますが、30万〜40万円する高価なものです。お医者を呼べばすぐの場所に、必要があるのでしょうか。(外来男性 45歳)
「回答」
急性心筋梗塞や不整脈による突然の心停止など急変時には、できるだけ早い心肺蘇生法と適応があればAED(自動式除細動)による迅速な除細動の実施により救命率が上がることが報告されています。急変時に医師が患者さんのところへ迅速に行くことはもちろん重要ですが、AEDをその急変の現場に早く持って行く必要があります。また、夜間や休日などには外来部門には医師がいないこともあり、そういった場合には看護師や場合によっては警備員も迅速に除細動を含めた心肺蘇生が行えるよう研修を行っています。したがいまして目につく場所にAED を置いておき、誰もが使用できる状況にしておくことが必要であるため外来ホールに設置しています 。

 

「声」
本日待ち時間3時間以上、他科の受診を先にしたいと看護師に申し出たが、「カルテの順番があり、他科への受診は出来ない。」と言われたが、病院の都合を患者に押し付けるのはいかがなものかと思う。また、臨機応変な対応が出来なければ、緊急時の対応は、と不安になる。(外来男性 76歳)
「回答」
待ち時間に対しては、病院全体で取り組みを考えているところですが、ご迷惑をおかけして申しわけありません。ご意見を下さった患者さんは、当日4箇所の外来を受診なさったようです。それぞれの外来看護師に患者さんの声を伝えました。外来では、待ち時間が少しでも短<なるようにと次のような取り組みを行っています。@外来間で診察状況を知らせあい、調整をとりながらカルテを回しています。A検査のある方は先にすませていただいています。B外来窓口で、待ち時間が長くなっている科の理由をお知らせしたり、先にお食事に行っていただいています。このようにさまざまなエ夫を試みています。今後も、病院全体で待ち時間対策に取り組んでまいります。

 

(文責 病院長 古林秀則)

 

最終更新日時: 大分大学医学・病院事務部管理課作成