2階西病棟は、脳神経外科27床、眼科22床と共通病床1床を含む混合病棟で、看護婦24名と看護助手1名が勤務しています。看護婦は、皆明るく元気があり、動けない患者さんを楽々と抱き上げる腕力を鍛えることと、視力の低下した患者さんの気持ちに添えることができるように日々努力しています。
脳神経外科では、腫瘍、脳血管障害、症候性てんかんなどの患者さんが治療を受けています。一方、眼科では、白内障、緑内障、網膜剥離などの疾患を持つ患者さんや、糖尿病の合併症による眼疾患を持った患者さんが入院されております。
私達2階西病棟でも、他の病棟と同じように患者さんと入院生活や退院後の生活について話し合いながら、患者さんが必要としている看護を提供できるように心がけています。
たとえば、脳神経外科の意識の低下した患者さんにとっては、食事、排泄、入浴など日常生活そのものが、脳への刺激となり機能回復を促していきます。そのため、私達は家族と時期や方法について相談しながら、入浴や食事を摂取する訓練を積極的に行っています。また、緊急で入院して来られる患者さんも多く、スムーズに検査・治療が受けられるように援助をしています。
眼科では、点眼を行うことが重要な治療となることから、患者さんが一人で点眼を行えるようになるまで丁寧に指導を行います。さらに視力低下があることから、入院生活が危険なく、安全にできるように援助をしています。また、網膜剥離の患者さんなどは、手術方法によってはうつ伏せ寝の状態で長いときは1週間以上過ごしてもらうことがあります。同じ体位で過ごすことは身体に苦痛を伴います。そのため身体痛を軽減できるような工夫を患者さんと相談しながら行っています。
2階西病棟は、意識の低下した患者さんや視力の低下した患者さんが多く入院しています。私達はこのような患者さんが1日でも早く通常の生活に戻れるようにということを強く意識しながら働いています。
(文責 柏、薬師寺、佐藤)