小児科は名前の通り小児を中心に診療しています、小児といっても体重1kgにも満たない新生児から思春期の学童まで、時には、てんかんや心臓病では成人となり、結婚、出産後までもと、とても幅が広く、扱う疾患も多種多様です。泉教授の専門は小児神経学で、県内外から多くの痙攣や筋力低下、運動障害、成長障害、知的障害などの患者さんが受診されています。その他、循環器、血液腫瘍、アレルギー、発達、内分泌、腎の専門外来を設けており、幅広く小児の病気に対応しながら、小児の専門的な医療も提供できる体制を整えています。
私共の小児科は大分県の小児の2次3次救急医療を担い、当大学附属病院で一番多くの救急患児(者)を診察しており、病棟には多数の救急入院があります。新生児集中治療施設(NICU)や県内で唯一の小児専用の無菌室が設置されており、高度な先進医療を行っているため、日夜を問わずとても多忙ですが、いつも、こどもの笑顔があり、私共も常に笑顔で診療にあたっています。
外来診療は月〜金曜日毎日行っています。待ち時間短縮のために予約制と投薬外来を設けておりますので、外来担当医とご相談のうえご利用下さい。また、小児は感染症疾患に罹患することが多く、別の部屋で診察することがありますので、発熱に伴う発疹、目やに、口内炎などがあり受診された際は受付に申し出られて下さい。乳幼児の患者さんや、初めて受診される方はできれば母子手帳を持参して下さい。
こどもは自分の言葉で正確に訴えることができません。また時間を問わず病気になります。子育てに関する心配事は、大部分が後になって考えると笑ってすむものですし、こどもの病気の多くは自分の力で治していくものなのですが、一番身近で接している人の何かおかしいという感覚は、時に急いで治療を要する病気の発見のきっかけとなることがあります。こんなこと聞いていいのだろうかなどと遠慮なさらず、なにか心配ごとがあればお気軽に相談して下さい。
(文責 前田 知己)
ドナルドショー開催
8月22日(水) 15時から小児科病棟のプレイルームで、「マクドナルド府内大橋店」による”ドナルドショー”がありました。
当日は小児科病棟に入院中の子供たちに加え、他病棟に入院中の子供たちやお母さんたちが続々と集まり、入りきれないほどでした。ドナルドのマジックショーやパラパラ踊りの後、「早くよくなってね」という願いを込めたプレゼントを一人一人受取りました。
また、歩けない子供たちの病室をたずねて、手話で話をしたり、写真を一緒に撮ったりしました。
ショーの後、ドナルドのまねをする子供もいたりして、とても楽しい一時を過ごせたようです。
(文責 古庄 幸代)