私達の1階西病棟は、放射線科・麻酔科・外科・眼科・内科・共通2床の混合病棟です。この中に感染症2室を含んでベッド数43床の病棟です。混合病棟の特徴である煩雑さはありますが、いろいろな診療科の医師との交流があり、良いアドバイスをいただいて看護に生かしています。
私達は、患者さん主体の質の高い看護ができるように日夜努力しています。患者さん主体の看護はどのようなものかをご理解していただくために、「1階西病棟の看護」というパンフレットを作成しました。ご希望を大切にしながら、ひとりひとりの患者さんにあった看護ができるように話し合うことにしています。
病院スタッフと患者さんが納得いくまで話し合って治療を受けられるように、また、質の高い医療・看護を提供するためにクリニカルパスも使用しています。クリニカルパスというのは、患者さんが入院して退院するまでの理想的な経過を病院スタッフ全体で検討し用紙にまとめたもので、肝腫瘍の動注療法、多汗症の手術、白内障の手術に使用しています。
入院後に、いつどのような検査があるか、治療前の準備はどうするか、治療の内容や注意点、治療後の経過、どのようになれば退院できるかなどをまとめています。前もって説明を受けることで、患者さんは経過と共にゴールも見えてきます。患者さんご自身が、安心して治療に取り組んでいただけるように作成しています。
今後もクリニカルパスを増やして行く予定です。
(文責 秦 寿枝)
クリニカルパスについて医師と看護婦の合同カンファレンス