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血液凝固検査室
検体検査(血液・凝固)
« 概要 »
現在、血液凝固検査室は、隣接した中央採血室で採血された検体を搬送ライン(ベルトライン)の
運用により、各分析機器まで人の手を借りることなく直接測定できるシステムを構築しています。
このシステムは、業務の省力化と感染防御の面からの安全管理に貢献しています。
実施しています検査項目は、貧血や白血病に代表される血液疾患の関連項目や凝固線溶検査などです。
特に、凝固線溶検査は、最も力を注いでいる検査のひとつです。
生活環境や食生活の変化に伴い、増加の一途をたどっている生活習慣病、なかでも心筋梗塞や脳梗塞に代表される血栓症などは、
凝固線溶のバランスを崩す事により増悪する疾患です。我々の検査室は、これらの疾患に対して早期診断、
あるいは適切な抗凝固療法が迅速かつ正確に行えるよう協力し、全体のレベルアップを図っています。
主要分析機器 | |
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Sysmex社製多項目自動血球分析装置 XE-5000 |
sysmex社製全自動染色装置 sp-1000i |
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積水社製全自動血液凝固測定装置 コアプレスタ2000 |
LSIメディエンス社製全自動臨床検査システム STACIA |
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« 業務内容 »
血液・凝固検査室では、血液検査、骨髄穿刺検査、凝固・線溶検査項目を各種の自動分析装置を用いて測定しています。 また、白血病に代表される血液疾患などについては、血液塗沫標本を作製し鏡検による白血球分類を実施しています。 血液検査の主力分析器はsysmex社製多項目自動血球分析装置XE-5000、これを2台搬送で運用し、 サブ分析器は、sysmex社製微量用測定器800iを使用しています。凝固・線溶検査の主力分析器は 積水社製 コアプレスタ2000を使用し、 運営を行っています。信頼性の高い検査データを迅速かつ正確に報告するシステムを構築しています。
« 地域活動 »
大分県医師会、大分県臨床衛生検査技師会における血液精度管理の試料作成に協力しています。
また、各血液研修会においても、大学の附属病院として、また地域の基幹病院として積極的に参加しています。
« その他の活動 »
① 血液内科による骨髄移植施行中の迅速な血算および白血球分類に、リアルタイムに対応しています。
② 外来化学療法委員会メンバーの一員として、円滑な運営とスピーディーな結果報告に協力しています。
③ エコノミークラス症候群に代表される肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症の予防および早期診断のために、
どのような検査が必要でかつどれくらいの数値にたいしてどのような予防法を実施すべきであるかなど、予防ガイドライン作成および見直しに協力しています。