大分大学医学部皮膚科学講座

腫瘍外来

皮膚腫瘍外来

当外来は、皮膚悪性腫瘍に特化した専門外来です
一人ひとりに合わせた最新の治療を提供しています

地域がん登録データベースによる皮膚悪性腫瘍(皮膚癌)の推定罹病数は年々増加しており、これは60歳以上の高齢者が増加したことが主因であると言われています。当院でも年々増加する皮膚癌に対するより専門的な治療を提供できるよう、2004年に皮膚悪性腫瘍専門外来(皮膚腫瘍外来)を開設しました。主に大分県内外の皮膚科専門医、あるいは皮膚科以外の診療科の先生より毎年多くの患者さんをご紹介頂いております。

皮膚腫瘍に対する診察、手術説明、術後診察等はすべて専門外来にて習熟した専門医師によって行い、専門チーム内で治療を行っております。当院では下記の通り皮膚悪性腫瘍に対する手術を行っており、ご紹介頂いているほぼすべての皮膚悪性腫瘍に対して対応しています。また大学内において形成外科や、他診療科とも連携し、高度な医療を提供できるよう努めております。

近年、様々な悪性腫瘍に対して免疫チェックポイント阻害剤等の薬剤が誕生し、皮膚科分野においても悪性黒色腫を始めとして保険適応となる疾患が増えています。このような新規薬剤に対しても当外来において治療を行っています。皮膚悪性腫瘍の治療法は日進月歩であり、今後も多くの新規薬剤、治療方法が適応となる事が予測されますが、当外来でも最新の医療を提供することで地域社会に貢献したいと考えています。

診療実績

  2015年 2016年 2017年
新規患者数 138 152 176
手術件数
(外来手術を除く)
153 145 195
化学療法症例数 7 8 15

症例別患者数

  2015年 2016年 2017年
悪性黒色腫 22 16 17
有棘細胞癌 25 42 43
基底細胞癌 43 34 50
乳房外パジェット病 3 2 4
ボーエン病/日光角化症 13 22 16
血管肉腫 1 3 4
隆起性皮膚線維肉腫 1 2 5
悪性線維性組織球腫 3 0 1
その他 27 31 46

受診をご希望される患者さんへ

  • 診療日:毎週月曜日 新患は10時30分まで受け付けとなります。
  • 対象疾患は、皮膚に発生した悪性腫瘍です。
  • 受診の際には他医療機関からの紹介状が必要となります。まずはお近くの医療機関にご相談下さい。
  • 皮膚悪性腫瘍の診断がついていない場合は、まずは一般外来へご紹介頂き受診して下さい。
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