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大分大学医学部
皮膚科・形成外科
〒879-5593
大分県由布市挾間町
医大ヶ丘1−1

TEL 097-586-5882
FAX 097-586-5889




ご挨拶









平成23年10月1日


大分大学医学部皮膚科学講座教授
皮膚科・形成外科診療科長                               藤原 作平



はじめに

 2年間の初期臨床研修も終わりに近づき、今後の進路で悩んでおられる方も多いのではないかと思います。医療にたいする国民の期待と要望が次第に高度にかつ多様になり、臨床研修を終えようとしておられる皆さんへの期待は大きいと思います。これからの専門研修を始めるにあたって、そのような不安を少しでも軽減できたらと思い、このページを作成しました。皮膚科と形成外科の魅力、われわれの教室の魅力と特色を知って頂けるとありがたいと思っています。20051月から形成外科は診療科として独立しましたが、同じ教室で仕事をしており、したがって知らず知らずのうちに両者の考え方や見方を学んでいます。


大分大学の皮膚科・形成外科は「さしすせそ」

                                                
 私たちは、皮膚疾患の診療と研究、また形成外科的手技の熟達に、日々励んでいる小さな集まりです。
 この集まりの基本方針は「さしすせそ」です。

「さ」は個人の「差」を大切にしたいということです。個人個人で勿論性格、能力には違いがありますし、各自人生の目標なども異なるでしょう。その多様性を尊重し、それぞれの個性に合った指導をしたいと思っています。身分、年齢を問わず構成員の意見を尊重しますし、どこか他の医療機関で勉強したいという考えを表明されれば国内外を問わず、可能な限り便宜をはかっています。

「し」は辛抱し試練に耐えることを学んでほしいと思います。皆さんは仕事を通して初めて社会人として人との付き合い方、コミュニケーションのとり方などを学びます。一年、二年と経つうちに壁につきあたることもあるでしょう。仕事をきちんとこなし、さらなる向上を求めて達成していくためには、人間的成長が不可欠なのです。自分の心を日々みつめ、自分に厳しく他人には寛大に許すことを心がけてほしいです。

「す」は一つでもいいので、好きなことを是非見つけてほしいということです。昔から「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。手術などの治療手技、研究、症例を深く掘り下げて発表すること、あるいは特定分野の専門家となることなど、なんでも結構です。好きなことがみつかれば寝食や休日を忘れるほどに熱中できますし、上達が速くなります。

「せ」は専門医です。最低日本皮膚科学会認定専門医あるいは形成外科認定医は取得してほしいです。最近では皮膚科専門医に加えて、美容皮膚・レーザー指導専門医、皮膚悪性腫瘍指導専門医などサブスペシャリティを選んで、それに関する技術を深めることも推奨されています。また形成外科の場合も基礎研修の土台の上に最新の知識や自分の考え方を確立して、生涯かけて自身を形成外科医として成長させていくことが必要になります。その中で、美容外科、再建外科、手の外科、頭頚部外科などどれか一つのサブスペシャリティーを選んでその領域をきわめる道も求められています。

「そ」は想像力を磨いて創造することです。微妙な人間の心の動きを察知する想像力や感性を養うことは勿論診療を行う上で非常に大切ですが、新しいことを生み出す原動力になります。想像力は大学までの学校教育や職場での訓練では身につかないもので、それを養うには、一般書を読んだり芸術に触れることが必要です。しかし、世界で誰も知らないことをみつけたり、世界で誰もまだ行っていない治療法を編み出すというのは、本当に心がワクワクしますね。

大分は自然が豊かで、住んでいて本当に心が落ち着きます。皆さん、このように素晴らしい環境に恵まれたこの皮膚科・形成外科で後期研修のスタートを切ってみませんか? おおいに歓迎します。






<基本方針>

 皮膚科は、炎症性疾患、感染症、腫瘍など全ての疾患群を包含しているだけでなく、直接、眼で所見を見る事が出来ます。ですから、幅広くいろんな病気を診たい人、マニュアルに従うような診療ではなく、患者さんひとりひとりと向き合いながらじっくりと診療を行いたい人にとって打って付けです。

 研修制度は硬直したものではなく、ひとりひとりの興味や希望に応じて決まりますが、基本的な考え方を書きました。皮膚科専門医を取得するためには幅広く知識と技術を習得する必要がありますが、その先はひとりひとりが興味に応じて特徴ある道を進んでいただければと考えております。



<皮膚科学の特徴>

  • 皮膚は人体における最大の臓器である。
        炎症の場、感染の場、悪性腫瘍が発生
  • 皮膚に生じる諸症状が対象となるが、扱う領域はほぼ全科と関連し制限が無い。
        究極のGeneral Physician
  • 異常を直接見ることが出来る。
        どんな疾患でも、どんなに軽症でも患者さんと効果を確認し合える。
  • あらゆる治療を工夫して行う。
        薬物療法(全身療法を含む)、外科療法、紫外線治療、最新治療(分子標的薬
        など)と全身管理が必要

        基本的に内科医は内科的アプローチのみ、外科は外科的アプローチのみ
  • 大学病院や個人病院など、いろいろな場所で力を発揮できる。

        自己完結的な仕事が多い


<教室について
  • ひとりひとりの能力が最大限に発揮・開花されるようあらゆる努力がなされる。
  • 皮膚科専門医試験の受験資格は5年間で得られる。
  • 関連病院(皮膚科)
     
         大分県立病院、別府医療センター、高田中央病院、岡病院、西田厚徳病院、
         健和会大手町病院。獨協大学医学部越谷病院


     (皮膚科関連のみ)
         公立おがた病院、杵築市立山香病院、
         国東市民病院、大分日赤病院、南海病院、津久見病院、天心堂へつぎ病院など
         22病院・医院


  • 海外留学先: 米国、フランス、ドイツ

<研修コース>

 皮膚科学の領域は幅広いので、全ての領域に精通することは困難です。従って、基礎的な研修の後は、各人の興味に応じて徐々に専門性を深めて行くことになります。大まかには、下図のような考え方で研修を進めていきます。専門医試験受験資格に必要な期間は5年間です。

 
    総合コース
    内科系コース: 手術以外の症例(生検は含む。外来局麻手術は希望に応じて)
    外科系コース: 手術症例(手術患者の化学療法症例も含む)

 
    1年目   : 総合コース(大学)
    2年目   : 総合コース(地域中核病院または大学)
    3年目以降: 内科系コース
             外科系コース
             総合コース⇒内科系または外科系
             随時、大学院進学



<問い合わせ先> 波多野(医局長)hatano@oita-u.ac.jp 内線5882など


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