BURST

 ◆ Oita University Research Team GENOME EDITING

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事業の概要
 様々な生物のゲノム情報を書き換えるゲノム編集技術は、CRISPR(Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeats)/Cas9システムの登場により本格的に実用化された。本研究チーム「大分大学ゲノム編集局」は、これまで細胞、ゼブラフィッシュ、マウスの遺伝子組換え実験を通じ生命現象の解明に取り組んできた研究者が、ゲノム編集に関わる情報、技術、研究材料等を集約・共有して有機的な連携を図ることで、様々な生物種のゲノム編集を実践し、以って本学の遺伝子改変技術を用いた研究を推進する。これにより、生命現象の分子機構の解明、疾患モデルの開発および疾患の治療法の開発に貢献できると期待される。

実施体制
 6講座(学外講座1)、18名の研究者がマウス、ゼブラフィッシュ、オル ガノイド、細胞株を用いてゲノム編集を実践し様々な疾患研究


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これまでの成果
  「大分大学ゲノム編集局」は、様々な研究者の有機的な連携のもと、マウス、ゼブラフィッシュ、オルガノイド、細胞株のゲノム編集を実践し、遺伝子改変技術を用いた研究を推進してきた。これを基盤に、病気の原因の解明やヒトの疾患を模倣する動物モデルの開発、新たな治療薬のスクリーニング系の開発に取り組んできた。


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業績  2017〜2019年度
  論文:34本
  セミナー:8件
  競争的資金獲得件数:77件
  特許:2件

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今後の展開
 各グループが専門とする疾患領域の病態解明に取り組み、国際レベルの研究成果を世界に発信する。
 ・ケモカイン・ケモカイン受容体を分子標的とした新たな炎症性腸疾患の治療法の開発!
 ・肥満症、依存症、代謝性疾患の新たな治療法の開発!
 ・小児希少遺伝性疾患の国際共同研究を展開!
 ・新規の膵癌診断マーカーや治療標的分子の同定!
 ・外尿道括約筋の再生技術の確立!  

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大分大学認定研究チーム「BURST:Bundai Researcher Team」とは


 大分大学の研究グループ等で個別に行われている研究のうち、独創的な研究、異分野連携研究、あるいは地域課題の解決を目指す実践的な研究などを行うグループを大分大学認定研究チーム「BURST:Bundai Researcher Team」に認定し、研究を支援することで、イノベーションの創出や地域課題の解決に結びつけ、科研費等外部資金獲得への発展を目指しています。→続きを読む
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