項目V 教育方法

医学科
専門教育ではPBLチュートリアル教育を実施しTAが補助を行っている。
4年次8月から9週間に渡り研究等に参画し,その成果を発表する研究室配属をおこなっているが, ここではフィリピンのサン・ラザロ病院での急性感染症医学の履修や国内外の大学や研究所での研究も
可能である。
診療参加型臨床実習では平成17年から指紋認証装置により学生用電子カルテにアクセス可能とすると 共に, 外部の連携病院での臨床実習がより濃厚かつ効果的となるよう,各々の分野の専門家を臨床教授,
臨床准教授,臨床指導医として委嘱任命している。
資料5-1-1
: 臨床教授等数
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留年者には担当教員による指導の他に附属医学教育センター教員が個別に修学指導を行っている。
平成12年度から他大学との教養科目の互換を認定しているが,他大学までの距離的・時間的な問題等の ためか他大学で受講する学生はいない。
看護学科
1〜2年次専門科目では,看護学の主要概念『人間』,『健康』,『生活』を具体的に考察できるよう 学生自身の生活や体験に引き寄せた教材・教育方法を用いている。
3年次以降は,看護の方法論の理解を目的に,実習室での技術演習,ロールプレイ,グループワークに よる事例検討等の演習が中心となる。
4年間を通して教員は,自ら考える態度や科学的・論理的思考の基盤形成に向け,発問や学生間討議を 大切にしている。臨地実習では主体的な学習が強く求められるため,実習前は実習要項を用いた
オリエンテーションにより動機付けを図り,実習中は,学生の体験を発問やカンファレンス等により教材化 し,既習の理論,知識,技術との結びつけや実習体験の意味付けを促している。
実習後は,学生が学習課題を明確化できるようカンファレンスや個人面接を通して自己評価能力を支援 している。
資料5-2-
2 : Course Evaluation(抜粋)
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学生の自己学習を支援する環境として,図書館医学分館の24時間無人入退館システム,CD-ROM・ビデオ等の教材室および自動貸し出し装置が有効活用されている。また,学生用パソコンを情報処理実習室,チュートリアル室,自己学習室,臨床講義棟ホール,臨床中講義室,LL教室に設置し,常時利用可能な状態で整備している。
医学科
図書館ではCD-ROM等の教材室の設定,24時間無人入退館システムや自動貸し出し装置を設置し,活用されている。学生用パソコンは計207台(36台/学生100人)が設置され,MEDLINEなどの文献データベースがネットワーク利用されている。
特に,臨床中講義室に備え付けの100台は共用試験実施機構の行うCBT試験にも使用している。
学部ホームページ内の「在学生向け」コーナーには「医学教育モデル・コア・カリキュラム」,「医師国家資格試験出題基準」,「第95〜102回医師国家資格試験の問題と解答」,また,「オンライン教材ファイル」としてOSCE解説ビデオ,講義ビデオやオンライン教材等201ファイルを収載し,学内LANを通じていつでも・どこからでもアクセスしての自己学習が可能となっている。
資料5-2-9:医学部ホームページ
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チュートリアル教育では「グループ学習」「自学自習」の時間を設け単位の実質化の一助としている。
看護学科
学生の主体的学習に向け,次の3点を強化した。
1 主体的学習を支援するための電子教材整備:平成19年度から看護学科FD研修会を通して,Web Classやスマートボードの導入を推進している。
資料5-2-4
: FDの指針 PDFファイル
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2 教材開発:学生や教員によるビデオ作成等,学生が学習テーマに関心をもちかつ効率的に学べる教材づくりをすすめている。
資料5-2-2
: Course Evaluation(抜粋)
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3 実習オリエンテーションの工夫:4年次前期にローテーションで展開する6科目の実習と看護学総合実習のオリエンテーションは,先輩である4年生との懇談会や附属病院看護師による医療安全の講義・演習を組み込み,実習への動機付けを図っている。
平成18年度の新入学生から全員に入学時オリエンテーションで心肺蘇生処置+AEDの講習を行うと共に 随時講習会を実施している。
資料5-2-1
: FD開催状況
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また,チュートリアル教育の実践,模擬患者の養成,スキルラボの整備,屋根瓦方式教育, 学生自身が自ら学ぶための教育方法・教材の工夫などを行い,実践能力の基盤形成に努めている。
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