項目X 進路・就職の状況
博士課程
学位取得後の進路は,平成17,18年度修了の29名のうち本学をはじめ他大学の助教あるいは教職に採用された者13名である。その他は殆どが病院勤務となっている。
修士課程
医科学専攻修了後の就職は,ほとんどが企業への就職であるが,平成19年度までの修了者22名のうち,本学大学院医学系研究科博士課程への進学者は5名,他大学大学院博士課程への進学者は1名みられた。
看護学専攻修了時点の進路は,教員が39名と最も多く,次いで35名が看護職(看護師・保健師・助産師)として臨床・地域で活躍している。修了直後の博士課程進学者は3名である。
いずれも,修了後の進路状況から,教育の成果や効果があがっていると考えられる。
資料6-1-13
: 看護学専攻修了生の進路

博士課程
これまで大分大学大学院医学系研究科(大分医科大学も含む)博士課程修了者で他大学教授となった者は2名,本学教授となったものは8名である。
修士課程
看護学専攻修了生のうち大学教員となった者は,現在,助教,講師,准教授の立場で学士課程教育と研究に取り組んでいる。修了生のうち,就職した後,博士課程に進学した者は8名であり,研究能力の向上に向け研鑽を続けている。
いずれも,修了生や就職先等の関係者からの意見聴取の結果から,教育の成果や効果があがっていると判断した。
博士課程では,大学院修了者の約半数が教職についており,またその他の修了者も臨床医として,活躍している。一度研究生活を経てから臨床の場にもどることによって,論理的な思考態度が養われ,臨床の洞察力が深まる傾向がある。
また,この結果,教育を受ける学生や若い医師あるいは患者さんや医療スタッフの期待に応えている。
修士課程医科学専攻修了後の進路が,研究職就職や博士課程進学が見られ,教育目標が達せられつつある。看護学専攻では,修了生のほとんどが教員あるいは臨床・地域での看護職として活躍している。就業後さらに博士課程に進学する者もあり,修士課程教育が生涯学習の基盤形成となっていると考えられる。
|
|