[発行] 大分医科大学医学部附属病院広報誌発行委員会

2階北病棟紹介

写真1 2階北病棟は精神神経科の病棟です。私たち看護師は、精神保健福祉法に基づき患者さんの人権の保障を理念とし、快適な療養生活を送っていただけるように努力しています。病棟入り口は鍵のかかる閉鎖病棟となっていますが、病棟内の環境はゆったりとくつろげるような造りとなっています。病棟を入ると右手は食堂で流し台・冷蔵庫・電子レンジ、ガステーブル等の設備を整え、家庭の雰囲気と同様の環境となっております。他の患者さんと一緒に食事をしたり、一人でティータイムを楽しんだりできます。また、食堂には和室もあり、ゆっくりとくつろげる空間にもなっています。病棟正面はロビーとなっています。ソファーとテーブルも置いてあり患者さんの交流の場にもなっています。ロビーは広くレクリエーションにも使用でき、バトミントンやミニバレー、卓球などが楽しめます。病室はロビーを中心に男性・女性病棟に分かれています。病棟から一歩外に出るとグラウンドや菜園があります。グラウンドでは木立の中を散歩したり、ウォーキングやテニス、バスケットボール等を楽しんだり出来ます。また、菜園では季節ごとに作物を収穫し、その料理を楽しんだり出来ます。
写真2 精神神経科の看護の特徴は、患者さんやご家族との信頼関係を基本にし、生活上の援助を通して、疲れた心を癒し、心の健康回復を支援する事です。その為入院時に、どんなことに困っておられるのか、あるいは健康な時に比べどんな事ができなくなったのかを患者さんやご家族と一緒に考えます。そして患者さんが安心して社会復帰できるようになる為に、どんなお世話をすれば良いかを患者さんやご家族と一緒に考えながら看護計画を立て援助して行きます。ご家族の心配や悩みに対しても相談相手として支援しています。患者さんやご家族に満足して頂けるような看護を提供できるように努力しています。毎朝、医師・看護師の合同カンファレンスを行っており、患者さんにとって最善の医療が提供できる様に連携をとっています。

 (文責 2階北病棟副看護師長 川辺 隆司)

最終更新日時: 大分医科大学総務部庶務課文書係作成