外科第1のドクターは、患者さんにやさしい。外来や病棟では、患者さんの話をよく聴き、患者さんの気持ちを理解しようとする。検査の結果や病気の状態は、わかりやすいことばで時間をかけて説明する。治療方針は患者さんといっしょに考え、手術を行うときは患者さんの意向を大切にする。患者さんの気持ちを尊重する誠実な医師たちだ。
外科第1のドクターは、手術がうまい。中でも、内視鏡や腹腔鏡を使った患者さんにやさしい手術は、世界のリーダーと自負している。緊急手術にはすばやく対応し、むずかしい手術も上手にやりとげる。手術後に思わぬアクシデントが起こっても、冷静かつ正直に対処できる。責任感が強い医師たちだ。
外科第1のドクターは、よく勉強する。過去のカルテを調べ、最先端の講演を聴き、たくさんの論文を読む。研究棟では、動物や細胞をあつかい、試験管をふり、顕微鏡をのぞく。その成果は、専門家が集まる学会で発表し、質の高い雑誌に報告する。目立たないところで堅実な仕事ができる医師たちだ。
外科第1のドクターは、後輩を大切にする。若い外科医や研修医を親身になって育て、医学生の教育にも熱心だ。わからにことはていねいに教え、できないことは手とり足とり指導する。人生の先輩としてもたよりになる医師たちだ。
そして、外科第1のドクターは、趣味やプライベートを忘れない。テニスやゴルフ、野球やサッカー、音楽や読書や宴会。健康に気をつけ、家庭を大切にし、地域活動に参加する。アフターファイブや休日には気分転換を心がける。白衣を脱いでも好きになれる医師たちだ。
とにかく、外科第1のドクターは、やさしく、誠実で、たよりになる外科医である。それが、4年前に大分に来た私の率直な感想だ。みなさん、何かありましたら、外科第1のドクターに、どうぞ気軽にご相談ください。
(文責 安達 洋祐)
*写 真:医局対抗野球大会で3連覇 *イラスト:外科第1教授の北野正剛(安達&河野作)