「社会福祉外来」の試験開設のお知らせ |
地域医療連携センターは、地域医療機関と連携を図りながら患者さんや御家族が本院での医療・看護を安心して受けられるように支援を行うことを目的として設置されました。入退院患者さんの調整業務や福祉相談などを中心に活動していますが、近年、福祉相談件数が著しく増加しています。特に難病の患者会、家族会に関すること、転院先の問い合わせが数多く寄せられるようになりました。県内でも、「大分県重症難病患者医療ネットワーク」の拠点・準拠点病院、保健所、看護協会等が中心となって、患者・家族向け、医療者向けに研修会、講演会がさかんに行われています。このような動きを受け、本院では「社会福祉外来」を試験的に開設することにしました。
これは、他の病院等から紹介された患者さんが外来を受診した後、本院のソーシャルワーカーが、患者さんや御家族の方と面談し、医師、看護師及びコメディカル等と連携を取りながら、利用可能な社会資源、制度及び諸々の手続き等について相談した上で、患者さん一人一人の在宅支援ネットワーク(エコマップ)を作成し、患者さんや御家族の方の社会生活に関する支援を行うものです。
当面は、難病医療専門員の方と連携を取りながら、神経難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)に限定して、水曜日の午前中、相談を受ける予定にしております。今後の状況をみながら、他の難病疾患の患者さんにも対応していきたいと考えています。
地域医療連携センターでは、他にも患者さんの様々な相談を受け付けておりますのでお気軽にご相談下さい。
(文責 地域医療連携センター 小出繁美)
<お問合せ先> 地域医療連携センター ソーシャルワーカー(小出、森)
Tel 097−586−5250
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