[発行] 大分大学医学部附属病院広報誌発行委員会

「外来化学療法室」開設

 

 

写真1<外来化学療法とは> −患者さんの生活のペースに合わせて治療が行えます−
 これまで入院して行わなくてはならなかった抗がん剤治療の一部が、治療や副作用への対処法の進歩によって、外来通院で行えるようになってきています。当院では、このような医療の進歩と患者さんのニーズにお応えすべく、この度、安全に・安心して・より快適な環境でこの「抗がん剤治療」を受けていただくために、「外来化学療法室」を開設いたしました。

 

<外来化学療法チーム> 
 −各部門のスタッフによるチーム医療を実践しています−

 外来化学療法の施行にあたっては、参加診療科の医師・看護師・薬剤師・検査技師・医事課による各部門のスタッフが参加し、相互に連携し、チーム医療の実践を行っています。現在、消化管外科をはじめ7つの診療科が曜日を決めてこの外来化学療法室を利用しており、診療実績を着実に挙げています。

 

写真2<外来化学療法室の紹介> 
 −落ち着いた環境で安心して治療が受けられます−

 この化学療法室は、本院の1階西病棟の隣に新たに設置され、専従の化学療法認定看護師を配置しており、また専任薬剤師による注射薬剤の無菌調製(写真@)を行っています。長時間の治療も快適に受けることができるように、患者さんごとに液晶テレビ付きの電動リクライニングチェアー(写真A)を用意しております。

 

<ご利用について> 
 −完全予約制、お気軽にご相談ください−

 完全予約制ですので、ご利用にあたっては前もって主治医に相談いただきますようお願いいたします。また、実施にあたっては、当日の検査データや体調により化学療法が延期されることがあります。化学療法の実施内容や副作用についてのパンフレットを用意しております。外来化学療法に関して、何かご質問があれば、お気軽にスタッフまでお問合せください。

 

 

(文責 消化管外科 猪股雅史)

 

最終更新日時: 大分大学医学・病院事務部管理課作成