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サプリメントや特定保健用食品などの栄養補助食品を
病院でもらったお薬と一緒にのんでいませんか? |

最近テレビCMなどでサプリメント、特定保健用食品(特保)という言葉をよく耳にしますので、興味をもっている方も多いのではないかと思います。
サプリメントや特保については、いいことばかりが宣伝されているため、副作用やのみ合わせを気にしている方は少ないのではないでしょうか。栄養補助食品を摂ることにより、病状を悪化させたり、治療薬の作用を強めたり反対に弱めたりと様々な影響を与えることがあります。そのためサプリメントや特保を他のお薬と一緒に摂られる方は特に注意が必要です。
サプリメントや特保をご利用の際には、医師や薬剤師に相談してください。
例1)カルシウム製剤と抗生剤
抗生剤のうち、ミノマイシン 、クラビット などとカルシウムは薬剤同士が結合して体内へ吸収されにくくなります。そのため、抗生剤の効果が充分に得られなくなります。
通常は2時間以上間隔をあけて服用する必要があります。
例2)血圧を下げる特定保健用食品
血圧を下げる特定保健用食品と降圧薬を服用すると、どちらも血圧を下げる作用がありますので、血圧が下がりすぎる可能性があります。降圧薬の中でもレニベース
、ニューロタン 、ブロプレス などの一部のお薬は血清カリウム値が上昇する可能性もあります。また、アルダクトンA 、その他のカリウム製剤についても同様の可能性があります。
(文責 薬剤部 桑原昌代)
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