大分大学医学部総合外科学第二講座(旧)は1979年4月に調 亟治先生を初代教授として開講し、1981年10月の大分医科大学附属病院開院時に、心臓血管外科、呼吸器外科、消化器外科を主体として診療を開始しました。1995年に心臓血管外科が診療科として独立し(初代教授:葉玉哲生先生)、総合外科学第二講座は、呼吸器外科と消化器外科(食道外科)主体となりました。2013年4月に、外科・内科ともに臓器再編による講座再編成が行われ、呼吸器・乳腺外科学講座となり、呼吸器外科と乳腺外科に特化した診療科を担当することになりました。
呼吸器・乳腺外科学講座は、外科学講座(消化器・小児外科、心臓血管外科)と連携して外科医の育成(外科専門医)をおこない、さらに、呼吸器外科専門医、乳腺専門医を育成してゆきます。また、大分県内の主要施設や全国のがんセンターとも連携し、ハイレベルな研修ができるようにしてゆきます。
研究面では、癌の発生原因や発育・進展に関与する遺伝子の解析を推進し、臨床に応用できるトランスレーショナルリサーチに取り組みます。
診療面では、呼吸器外科・乳腺外科の診療を主体とし、エビデンスに基づく医療を提供するとともに、遺伝子診断にもとづく高度な治療を提供できるように努力しています。そして、本院の理念である「患者本位の最良の医療」を実施するべく、手術を含めた最良・最新の医療を提供していきます。