2017/7/8-9 行ってきました 呼吸器外科サマースクール
楽しかったサマースクール~やっぱり楽しい呼吸器外科~
昨年に引き続き、呼吸器外科学会・胸部外科学会主催の「呼吸器外科サマースクール」にインストラクターとして参加しました。呼吸器外科に興味がある学生や初期研修医を対象とするイベントで7月8日-9日の2日間、神戸にて泊りがけで行われます。今年は医学科5年の佐藤君、山田君、6年の松本君、初期研修医2年目の辛島先生が参加しました。
おしゃれな町神戸の神戸医療機器開発センター(MEDDEC)が開催地です。雨が続く大分から一変し、神戸は蒸し暑い快晴でした。三宮駅から眺めのいいポートライナーに乗りポートアイランドに向かいます。大きな病院や、おしゃれな学校、広い敷地を経て、左手に「京(けい)コンピューター」を見ながらMEDDECに到着します。学生は「ベーシックコース」初期研修医は「アドバンスコース」に別れ、私は「アドバンスコース」のインストラクターでした。このサマースクールは今回で7回目の開催ですが、インストラクターとして参加しても非常に楽しいので、インストラクターの先生達もほとんどがリピーターとなるようです。
初日は午後から、アドバンスコースは豚の摘出心肺による肺葉切除と気管吻合、麻酔のかかった豚を使用した肺葉切除が行われました。20時までびっしりのスケジュールですが本当にあっという間に過ぎ去りました。そして20時からは懇親会です。昨年飲みすぎたので今年は自制しながら、それでも全国から集まった学生、呼吸器外科医と楽しく歓談できました。サークルの飲み会のように同じ志の人と話すのは本当に楽しい貴重な時間です。
翌日は少々皆二日酔い状態でドライラボです。趣向をこらしたラボで、今年は風船に貼り付けた付箋を縫う、という非常に工夫した実習がありました。ぜひうちでも取り入れたいと思います。
初日も2日目も実習後にコンテストがあり個人の点数を競います。私の班は長崎(佐世保市総合医療センター)から2年目の原勇紀先生、1年目の、福島(会津中央病院)原口祥子先生、山形県立中央病院の半沢光先生、秋田(大曲更生医療センター)の平野直大先生の4人でした。皆さん非常にレベルが高く、初日は会津の原口先生が2位を、2日目は長崎の原先生が1位をとってくれたおかげで、私はアドバンスコースの「ベストインストラクター賞」を頂きました!ラッキーでした!!今年事務局の北里大学のブランド牛を使ったカレーや図書券を頂きました。班の皆さん有難う!
講師 宮脇 美千代
チーフインストラクターの山岸茂樹先生(会津中央病院)と優秀なチームメンバー達
大分から参加した学生、研修医も非常に楽しかったようです。
辛島高志(初期研修医2年目)
初めての参加で緊張しましたが、充実した2日間を過ごせました。1日目はインストラクターの先生に助言をいただきながら、ブタを用いた肺葉切除を研修医4人一組で行いました。血管処理や葉間形成を丁寧に行うことの難しさや、解剖学的な位置関係を把握しながら段階を踏んで行う手術の面白さを実感できました。班は出身大学や研修病院がばらばらになるように構成されており、僕の班は全員男のごりごりの雰囲気で楽しく手技ができました。気管支吻合のコンテストも行われ、女性研修医の手技のうまさに男4人で驚愕しました…。2日目は講義やランチョンセミナーの他に、ドライラボで糸通しや運針の研修・コンテストがあり、趣向を凝らした内容でとても盛り上がりました。
普段なかなか会うことのない全国の同期や先生方から刺激を受けました。機会を与えてくださった呼吸器外科の先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
松本祐二(医学科6年)
基礎的な手技を体験できさらに外科に興味が湧きました!また他大学の同世代と交流し、いろんな話ができた事は大変刺激になりました!来年も参加できたらなと思います!
佐藤誠也(医学科5年)
今回、サマースクールに行かせていただいて、学生ではなかなか経験できない手術の手技を行うことができて、とてもいい経験になりました。貴重な機会を作ってくださり、ありがとうございました。
山田知徳(医学科5年) 2日間胸部外科学会サマースクールに参加させて頂きました。
初めての手技を経験したり、他大学の方々との交流など、とても刺激的な時間を過ごすことができました。この度はこのような機会を与えて頂きありがとうございました。