- 道越淳一 home
- >
- 道越研究室
人工臓器学(呼吸器系)研究室
道越 淳一
MICHIKOSHI Junichi
研究室代表 先進医療科学科 臨床医工学コース 講師
人工臓器学(呼吸器系)研究室では、人工呼吸器をはじめとする呼吸補助デバイスに関する臨床応用と工学的基礎研究を中心に取り組んでいます。なかでも、気道管理に関する新たな知見の探索や、有効かつ安全な呼吸補助デバイスの設計・評価に重点を置いています。また、患者さんのQOL向上と医療安全の確保を目指し、医療現場との連携を意識した実践的な研究テーマに取り組む中で、臨床ニーズに基づいた課題を設定し、それに対する工学的アプローチによる具体的な解決策の提案を重視しています。
臨床工学・呼吸療法・医療工学に関心のある学生にとって、基礎から応用まで幅広く学べる研究環境を提供できればと考えています。



荒井 優華
ARAI Yuka
先進医療科学科 臨床医工学コース 3年
私がこの研究室を選んだ理由は、深い学びと自由な研究が魅力的だったからです。
道越先生は授業以外の時間でも疑問があればいつでも質問に答えてくれます。また、学会への参加も活発で、学部生であってもMEの学会はもちろん、循環器などほかの分野の学会に参加することができます。また、私は慢性期呼吸器患者の痰吸引をテーマに研究しています。研究室では、興味のあるテーマを自分で見つけて自由に研究できます。大分県には呼吸器に付属する持続痰吸引機を開発した会社があり、今の研究はその会社に協力していただきながら進めています。現在、慢性期患者を対象とした痰吸引機の研究をしていますが、最終的には持続痰吸引を救急・急性期にも応用できるように研究ができればと考えております。



緒方 瑠希
OGATA Ryuki
先進医療科学科 臨床医工学コース 3年
人工呼吸器はその名の通り、呼吸を補助・代行する機械で、呼吸機能が衰えて自身で呼吸ができない方々にとって、命をつなぐとても大切な装置です。そんな人工呼吸器やその他関連製品の安全性を確保することは製品を開発する人、病院で管理する人の大切な役目です。私も呼吸管理に関する様々な機器の安全性や性能を検証することでより良い治療、生命維持につなげたいと思い、この研究室に入りました。知らないこともたくさんあるけれど、研究室はいつも明るく、友人とともに学び、考えを深め合う環境に身をおけてとても楽しいです。少しでも興味のある方はぜひ見学に来てみてください。新しい仲間が増えるのを楽しみにしています。



木田 昂志
KIDA Koji
先進医療科学科 臨床医工学コース 3年
研究員の木田と申します。私は現在、人工鼻における微粒子捕集効率の評価を中心に、呼吸器関連の研究に取り組んでいます。人工鼻はその種類や構造によって性能が大きく異なり、特にウイルスやエアロゾルなどの微粒子を、どの程度効率よく捕集できるかについて、さまざまな観点から検証を行っています。研究では、実際の患者装着を想定した環境下での評価を重視しており、湿度・温度・フィルタの帯電状態(静電気)といった多様な条件を考慮しています。これにより、より実臨床に近い有効性の検証を可能にしています。また当研究室では、人工呼吸器管理や呼吸補助デバイスの基礎から臨床応用までをカバーする幅広いテーマでの研究も進めており、臨床現場での医療技術の向上に資する実践的な知見の創出を目指しています。呼吸器に関する研究に興味がある学部生の皆さん、基礎と臨床の橋渡しとなるこの分野で一緒に研究してみませんか? 皆さんの参加を心よりお待ちしています。


