大分大学医学部
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臨床医工学コース

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コース長
臨床医工学コース長

兒玉 雅明KODAMA Masaaki

臨床医工学コースは、その名の通り最先端の医学と工学を学び、それぞれの分野に精通した医工学の融合人材育成を目標としております。

現代の医療は医療機器が発達しています。手術用ロボット、内視鏡装置や人工心肺、人工呼吸器、人工腎臓といった高度医療機器から身近にある血圧計、酸素モニターなどこれら医療機器がなければ現代の医療は行えません。これら最新の医療機器の操作・管理、また最新医療機器の開発を行う人材を育成するのが臨床医工学コースです。

では、医療機器開発はどのように行われるでしょうか?内視鏡装置を例としてみましょう。医学系知識では、どのような病気に内視鏡が必要か、どの機能が病変発見、治療に必要か、を考えることができます。理工系知識では、どのような機器が観察精度を上げるのに必要か、材質はどうすべきか、さらに細い内視鏡にするにはどうすべきか、を考えることができます。それぞれ専門分野の知識・技術を高めるのはとても素晴らしいです。しかし医学、工学の両方を学ぶことができたらどうでしょうか。自分の中で、医学から工学の知識を合わせて内視鏡開発に取り組むことができます。そう、臨床医工学コースは「医学と工学の融合人材育成」を目標としております。

先進医療科学科の専門教員による講義に加え、医学に関しては、医学科の教員による解剖学や臨床病態学、医療機器学といった専門講義、工学に関しては、理工学部教員によるプログラミングやロボット工学、計測工学などの専門講義を受けることができます。さらに国際力強化、医療マネジメント、アントレナーシップなど多種多様の分野を学ぶことによって「総合知」を学びます。

定員は15名と少数ですが、生命健康科学コースと合わせ1学年の定員は35名であり少人数ゆえに皆仲良く、また教員との距離も近いのが特徴です(講義をさぼっているとすぐに連絡しますよ-^^)。

医療系資格としては臨床工学技士を目指します。また研究力、開発力を高めるために2年次からの研究室配属、卒業研究での研究基礎力の獲得、そこから臨床工学技士として臨床現場での活躍、また大学院進学、研究者、開発企業への道を目指すことができます。

是非大分大学医学部でともに学びませんか。

臨床医工学コース

医学科と同等レベルの医学教育を受けることで医学的な素養を身につけるとともに医用機器学・人工臓器学などの医工学の先進領域に関する知識と最先端の生体機能代行装置の操作技術を修得します。

さらに、人工知能(AI)や情報工学、ゲノム医療、医療マネジメント、知財管理等に関する融合領域の教育を受けることで、次世代の医用機器および人工臓器の研究・開発の第一線で活躍できる研究者・技術者の育成を目指します。

必要な授業科目の単位取得により得られる受験資格

臨床工学技士国家試験 ≪国立大学初≫

卒業後の進路

大学院進学
大学・企業の研究者
医療機関、医療機器開発メーカー等の専門職 等

カリキュラム

※カリキュラムを変更することがあります。