大分大学医学部

助教

梅田 涼平

UMEDA Ryohei


ゼブラフィッシュ遺伝子改変モデルを用いた生理機能解析現存医療機器の新規使用法の創出

1,ゼブラフィッシュ遺伝子改変モデルを用いた生理機能解析

ゼブラフィッシュは脳の新しい神経回路の探索や治療薬探索の際の新たなモデル動物として注目を集めています。特にゼブラフィッシュへの薬物刺激や電気刺激などの外的刺激を与え行動解析や神経細胞に蛍光タンパク質標識し、神経細胞の形状や分布を観察するような形態学的解析において多用されています。我々はゼブラフィッシュを用いて神経や代謝疾患に関連する遺伝子を欠損させた遺伝子改変モデルを作製し、それらのモデルを用いて行動実験や神経の形状を解析することで、神経疾患や代謝疾患のおこる原因を解明し、医薬品の開発につながる基盤を創るため日々研究をおこなっています。

2,現存医療機器の新規使用法の創出

医療工学系分野に関しては、電気メスやペースメーカなどの生体に対して電気エネルギーを用いて治療を行う医療機器に関する研究を計画中です。電気メスについて、その出力波形や出力方法などを詳細に検討するため、皮膚などの軟部組織に対するより適切な出力システムを電気工学的計測器や生理・解剖学的機器を用いて解析し、新たな出力方法の開発を目指す研究を計画しています。