第10号 H 14.7/1
「ふれあい看護体験」
「看護の日」が1990年に制定されてから、「ふれあい看護体験」も12回目を迎えました。看護週間のメインテーマは「看護の心をみんなの心に」で、全国各地で「看護の日」にちなんだ行事や看護体験が行われました。
本院は、5月10日に「ふれあい看護体験」を実施しました。大分舞鶴高等学校の3年生20名が希望して来ました。ほとんどが、将来看護師を希望していましたが、なかに薬剤師や理学療法士、検査技師等を希望している学生もいました。
病院全体の見学を終えた後、午前・午後2時間ずつ、各病棟で看護場面を見学したり、実際に清拭・洗髪・足浴・手浴・車椅子搬送・血圧測定などを体験したりしました。
患者さんの中には、にこにこと笑顔で血圧測定や足浴に積極的に協力してくださる方もいました。血圧測定の指導を受けたり、聴診器を通して聞こえる音に感動したり、患者さんの「ありがとう」ということばに、うれしそうな表情をしている学生も見うけられました。
学生の方から患者さんに「看護師についてどう思いますか。」と質問すると、患者さんも日ごろ感じていることを素直な気持ちで答えてくださいました。
短時間の体験でしたが、学生の多くは、コミュニケーションの大切さや、看護師の仕事が思った以上に重労働で体力を要すことも実感できたようでした。
学生たちは、今回の体験を通して、看護の心にふれることができ、「看護体験」ができてよかったと笑顔で語っていました。
(文責 副看護部長 松原 啓子)