総合診療部を開設して、約2年が経過しました。現在は藤岡教授以下6名の医師が外来診療に当たっております。総合診療部は、各科への紹介状を持たない初診の患者さんがはじめに受診をされるところです。
総合診療部を受診される方は、非常に増加していますが、現在までに総合診療部を受診された患者さんの主な訴えを表にまとめました。表にありますように、患者さんの訴えは非常に幅広く、複数の訴えをもたれる方も多くいらっしゃいます。特に腹痛、腰背部痛、頭痛、胸痛、咳などが多く見られます。また、検診異常の方も多く来られます。血液検査、胸部X線検査、胃透視検査、便潜血などの異常を指摘された方です。総合診療部にて2次の血液検査、CT検査、胃および大腸内視鏡検査などを行います。
例えば腹痛で来られた方の中に、胃や腸などの消化管、腎臓、婦人科領域、血管など広い分野にわたる病気が見つかっています。当診療部では文字通り総合的な診断、治療を行っていきます。専門的な検査、治療が必要な場合は該当する診療科へスムーズにかかれるよう手配をします。また、胃炎、胃潰瘍、さらに胃癌とも関係が考えられているヘリコバクターピロリ感染症の診断、治療も行っております。
ご自分の症状が何科にかかったらよいのかわからないときなどは、お気軽に受付で総合診療部への受診をご相談下さい。
(文責 児玉 雅明)