もくじ
第4号 H 13.1/1
 新年のごあいさつ
 入院患者さんへ
 脳神経外科紹介
 喘息教室紹介
2階東病棟紹介
 クリスマス会
 手術部紹介
 患者さんのご家族から
 Q&Aコーナー
かけはしホーム

 2階東病棟は整形外科病棟です。病床数は42床で、私達は看護婦18名と看護助手1名で看護を提供しています。看護婦は皆、明るく元気があり、動けない患者さんも楽々と抱えてしまう力持ちが揃っています。稼働率は常に100%を越え、満床の状態です。また事故で緊急入院となる患者さんも多くいらっしゃいます。

 整形外科について皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?骨折、捻挫、腰痛、関節痛、といった症状でしょうか?確かにそのような症状をお持ちの患者さんもいらっしゃいますが、その他にも関節炎、骨髄炎などの炎症性疾患、骨軟部腫瘍、脊椎疾患、手の疾患、変形、スポーツ外傷等全身の運動器疾患をお持ちの患者さん方が入院されています。2階中央廊下より2階東病棟をのぞくと病棟の廊下にはたくさんの車椅子や歩行器が並んでいます。整形外科の患者さんは運動機能に障害を持った方が多く、転倒や転落の危険性が高いため、患者さんが不自由を感じることなく快適に過ごされるようにと、個々にあわせた日常生活援助を行うことを目標に日々努力しています。その一つに入院して看護計画を立てる時から患者さん自身にも参加していただく参画型看護を取り入れています。患者さんと一緒にゴールに向かって計画を立て、実施することでより患者さんの意志が尊重できるように心がけています。

 一般的に整形外科では機能回復を目標としており、そのために手術前後のリハビリテーションはかかすことができません。リハビリテーションにおいても医師、理学療法士と協力し、患者さんの目標を達成できるよう工夫を重ね、指導を行っています。1日も早く機能回復していただけるようにと願い、患者さんと共に頑張っています。その反面、四肢の切断、脊髄損傷などのように永久的な機能障害を残して社会復帰をせざるを得ない患者さんもおられます。そのような患者さんの精神的、身体的、社会的ダメージを支えることも私達の大事な役割だと思っています。そこで外来と連携を取り継続した看護を行っています。今後も御家族の方の協力を得て日常生活指導、リハビリテーション指導、社会資源活動のアドバイスなどできる限りお役に立てるように日々学習し、努力していきたいと思っています。

2階東病棟写真

(文責 藤井 寿美子)