大分大学医学部附属病院リハビリテーション部は、1981年10月の附属病院開院から6ヶ月後に理学診療部として開設されました。1999年4月から医師が配置され、2002年からリハビリテーション部と改名、開設当初理学療法士わずか2名でスタートした当部門は、現在医師4名、理学療法士11名、作業療法士7名、言語聴覚士3名、看護師1名、クラーク1名が常駐しています。
10年前まで19,000件程度であった年間治療総数は現在40,000件を超えるまでに増加しています。入院患者さんを治療する件数の多い整形外科、脳神経外科、神経内科、血液内科(がんのリハビリ)との毎週の定期カンファレンスにより多職種間の連携を強化し円滑・安全な診療に貢献しています。
最近では疾患の多様化と重症化が際立つ一方、診療科横断的な超急性期リハビリテーション、集中治療室リハビリテーション、高齢者のリハビリテーションに積極的に取り組み時代の変化に十分対応できるよう常に努力を重ねています。
さらには学内卒前卒後教育のみならず県内外のリハビリテーション教育機関からの臨床実習学生受け入れ、大学院学生の研究指導、部門スタッフによるオリジナル臨床研究に至るまで、大分県リハビリテーション医療推進のために全員一丸となり日々努力を重ねております。この大きな目標を達成すべく、皆様と共に一歩ずつ着実に歩む切磋琢磨を心がけて参りたいと存じます。