イメージ
大分大学医学部附属病院薬剤部
 
薬剤部長挨拶

伊東部長

薬剤部には、調剤室、製剤室、服薬指導室、薬物動態解析室、医薬品情報管理室、治験管理室、薬務管理室の7つの部署があり、36名の薬剤師が勤務しております。これまでは、調剤を中心とする医薬品の供給が主でしたが、医薬分業の推進に伴い、業務の中心は、入院患者さん対象に移行してきています。外来患者さんの指導は、院外処方せんを発行することにより、地域の保険薬局の薬剤師が行うようになってきました。

昨今、医療は急速に高度化・細分化が進展し、個々の医療従事者の能力だけでは対応が困難になりつつあります。また、医療の質に対する社会的ニーズも大きく変化し、単に疾病を治癒させるだけでなく、多くの側面からの診断・治療のアプローチが求められています。本院では、「患者本位の最良の医療」を基本理念とし、複数の医療専門職の能力を結集することによって、チーム医療を実践しております。よって、これまで医師や看護師が混合調製していた中心静脈栄養や抗がん剤などを薬剤部の無菌室(製剤室内)で調製し、抗がん剤の投与量をチェックするなど、他の医療従事者との連携を図り、院内の安全管理にも携わるようになってきました。平成24年より、すべての病棟(集中治療部、高度救命救急センターを含む)に担当薬剤師を配置し、薬物治療の専門家として、薬物療法の安全性の確保に加え、薬物血中濃度の測定に基づく投与設計、副作用の早期発見を実施しております。さらに、がん専門薬剤師、感染制御専門薬剤師、緩和薬物療法認定薬剤師、NST(栄養サポートチーム)専門薬剤師など、各領域に特化した薬剤師を養成し、各専門チームにて活躍しております。

また、大学病院の使命である臨床研究として、科学的思考に基づいた業務構築やその根拠(エビデンス)つくりにも積極的に取り組み、特に、薬と薬との相互作用や、遺伝子多型解析など、適切な治療選択を行うための研究を実施しています。

将来の医療を担う医学生・看護学生・薬学生や若手薬剤師の教育・研究指導にも力を注ぎ、基幹病院、教育病院、研究施設としての役割を果たし、あらゆるニーズに応えられる人材育成を行っていきます。これからも、私どもは、患者さんと地域や医療関係者の方々のご期待に応える薬のプロフェッショナルであり続けるように努力いたします。皆さまからのご指導とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


伊東弘樹 略歴 (平成31年4月現在)
大分県立大分鶴崎高等学校・熊本大学薬学部卒業
平成 9年 4月 大分医科大学医学部附属病院薬剤部 入局
平成14年 4月 大分医科大学医学部附属病院薬剤部 薬剤主任
平成15年 9月 大分医科大学医学部附属病院薬剤部 副部長
平成15年 10月 大分大学医学部附属病院薬剤部 副部長 配置替え
平成26年 1月 大分大学医学部附属病院薬剤部 教授・薬剤部長
大分大学医学部医学科薬剤学講座 教授(兼任)
平成29年 8月 大分大学医学部附属病院 副病院長(兼務)
所属学会 日本薬学会(代議員・九州支部幹事)
日本医療薬学会(代議員)
日本静脈経腸栄養学会(九州支部薬剤師部門代表世話人)
日本臨床薬理学会(九州・沖縄支部世話人)
日本TDM学会(評議員)
日本化学療法学会
日本環境感染学会
日本緩和医療薬学会(評議員) など
資格 日本医療薬学会 認定・指導薬剤師
日本静脈経腸栄養学会 NST専門薬剤師
日本病院薬剤師会 感染制御専門薬剤師
日本臨床薬理学会 特別指導薬剤師
ICD
受賞歴 日本医療薬学会奨励賞
日本薬学会九州支部学術奨励賞