検査部

免疫・血清検査室

免疫血清検査では、患者の皆様から採血された血液から得られた血清を用いて、肝炎ウイルスなどの感染症免疫学的検査、内分泌学的検査、腫瘍マーカー、自己抗体検査などの検査を行っています。


感染症検査とは

細菌やウイルスに感染するとその刺激により、抗体(生体内に侵入したウイルスなどの抗原と特異的に反応するタンパク)が産生されます。血液中の抗原量または抗体量を調べることにより感染したか確認することができます。


ホルモン(内分泌)検査とは

ホルモンとは、体の内分泌腺から血中に放出される物質のことをいいます。分泌されたホルモンの多くは、血流にのって離れた器官の細胞に作用します。

ホルモンの作用はさまざまで、血糖や血圧をコントロールするホルモン、代謝に関わるホルモン、生殖に関するホルモンなどがあります。


腫瘍マーカー検査とは

体内に腫瘍ができると、健康な成人では血液中の濃度が低値であるような特殊な物質(蛋白・酵素など)が異常に高値となることがあります。

このような腫瘍に関連が深く、免疫血清学的検査で検出される物質を腫瘍マーカーといいます。これは臓器ごとに関連性があり、治療効果判定や経過観察にも使われます。


自己抗体検査とは・・・

自己抗体とは自己の細胞や組織に対して反応する抗体のことです。自己抗体があることによって各種臓器や全身性に障害を引き起こされます。皮膚や関節など結合組織を全身性に障害する疾患群は膠原病と呼ばれています。


その他の検査項目

その他に特定の疾患に特異性が高く検出される下記の検査項目を実施しています。

フェリチン、KL-6、プロカルシトニン、ミオグロビン、トロポニンT、CK-MBなどの検査を行っています。