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お知らせ詳細

東九州メディカルバレー構想 【海外プロモーション(ベトナム)】

1. 訪問日:2012年3月12日(月)-3月19日(月)
2. 訪問国・都市:ベトナム ハノイ市・ホーチミン市
3. 訪問先施設:108 Hospital,Cho Ray Hospital,Mien Dong Hospital and University
Ho Chi Minh International University,Ho Chi Minh City University of Technology
4. 訪問者: 大分大学 医療・研究担当理事 藤岡 利生
大分大学 国際・社会連携担当理事 田中 充
大分大学 東九州メディカルバレー構想 参与 九法 成男
大分大学 医学部所属留学生 TRAN BINH THANH
大分大学 国際交流課 吉野  恵美子
大分大学 全学研究推進機構 手島 広美

※学内専用報告書のダウンロードはこちら

1.108Hospital/108病院

今回、ベトナム ハノイ市において108Hospitalを
訪問しました。 108Hospitalは、ベトナムの軍の病院で、大分大学とは協定関係にあります。今回の訪問では病院長・副病院長はじめ多くのスタッフの方々に集まって頂き「東九州メディカルバレー構想」についてのプレゼンテーション、また意見交換を行うことが出来ました。また研究室、病棟、透析施設、ERといった病院内の各施設を見学させて頂きました。
意見交換では、先方より「本プロジェクトにおいて大分大学にはどの様なコースが準備されているのか。」、また「対象者は医療現場のドクターに限られるのかもしくは広く医療従事者を対象としているのか」等、多くの質問がなされました。


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<挨拶の様子>
108HospitalのTran Duy Anh病院長より、歓迎の挨拶が行われ、「大分大学とは今までも共同研究等行っており協力関係にあり、お互いが良い関係にある。」「昨年の東北大震災の復興を心から応援している。」とのお言葉を頂きました。また、本学 藤岡理事より、今回の訪問の経緯説明、メディカルバレー構想について今後の展望といった話をさせて頂きました。

<プレゼンテーションの様子>                      

プレゼンテーションについては、大分大学からメディカルバレー構想の概要、本構想における大分大学としてのミッション、今後の海外との人材交流・技術交流をテーマにプレゼンテーションさせて頂きました。今回、忙しい中にも関わらず現場スタッフの方にも多数集まって頂き、質疑応答含め大変な有意義な時間を過ごさせて頂きました。



2.Cho Ray Hospital/チョーライ病院

今回、ホーチミン市においてCho Ray Hospitalを
訪問しました。 Cyo Ray Hospitalについても、大分大学は協定関係にあります。Cho Ray Hospitalの副病院長 Tran Minh Truong氏の挨拶の中で「東九州メディカルバレー構想については、大変良いイメージを持っている。この様な機会を通して、お互いを理解し合うことでより良い成果を得ることが出来ると考えている。」とのお言葉を頂きました。


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<挨拶・意見交換の様子> 


意見交換においては、Cho Ray Hospital側より、「ベトナムの医療の信頼を高めるうえでも、本構想を通して大分大学で是非医療スタッフのトレーニング受入れをお願いしたい。」との要望が述べられました。これについて、本学 藤岡理事より、実際受け入れを行う際には、受入れ・奨学金支給等について体制整備に取り組む必要があるとの返答がなされました。        

          

3.Mien Dong Hospital and University/ミョンドン病院・大学

Mien Dong Hospital and Universityはホーチミン市
郊外の新興開発地帯に建設中の病院及び大学です。
今回、双方のプロジェクトにおいてコラボーレート出来ないかとのことで面会との運びとなりました。挨拶では、Mien Dong Hospita and UniversityのプロジェクトディレクターNguyen He Hiep氏より
Mien Dong Hospital and University立ち上げの経緯・現状等が説明されました。


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<施設の様子> 


Mien Dong Hospital and Universityについては、
現在、建設中のプロジェクトですが、現段階ではInternational University,Mien Dongとして大学が開設され、開設後1年が経過しているとのこと。この大学には「テクノロジー」と「メディカル」との2部門があり、
今後、大分大学とは医療技術トレーニングや人材交流との視点でコラボレートしていきたいとのことでした。     

          

4.Ho Chi Minh International University/ホーチミン国際大学

今回、ホーチミン市にあるホーチミン国際大学の
"Biomedical Engineering"(生体工学)部を訪問しました。ベトナムにおいては、学問としての
"Biomedical Engineering"はまだ導入されたばかりで、今回訪問したホーチミン国際大学においても"Biomedical Engineering"部はまだ立ち上がったばかりとのこと。
担当のVo Van Toi教授は、日本との交流について大変興味をもっておられました。

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<施設の様子> 



研究室では、学生の皆さん方が熱心に実験を行っていました。新設の部門のため開設されてからの卒業生はまだ6名。そのうち3名は、大学に残って研究を続けられているそうです。
     

          

5.Ho Chi Minh City University of Technology/ホーチミン市工科大学

今回訪問したHo Chi Minh City University of
Technology は、ホーチミンの街中にある大きな大学です。今回、大学がお休みの日だったにも関わらず多くのスタッフ・学生の方々にお集まり頂き、意見交換会や施設見学をさせて頂きました。





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<挨拶・意見交換の様子>
Ho Chi Minh City University of TechnologyのTran Thien Phuc副学長より、挨拶の中で「本構想を通し連携を取ることで、技術向上の視点でも大変有益なプロジェクトだと思う。」とのお言葉を頂きました。
また、意見交換において、本学より、ホーチミン市内にある各病院との連携の状況について伺ったところ、機器開発においてベトナム国内多数の病院と連携をとっているとの回答がありました。

 <施設見学の様子>          

今回、ホーチミン市工科大学では"Electoronics and Telecommunications"また"Biomedical Engineering"部の施設見学をさせて頂きました。日本への留学経験をお持ちの方も数名いらっしゃり、今回の東九州メディカルバレー構想を通した日本とのコラボレーションについては大変興味があるとの、前向きな発言をお聞きすることが出来ました。

          

まとめ

今回はベトナムの政治の中心と言われるハノイ市、 また経済の中心と言われるホーチミン市を訪問し各都市の病院・大学を計5施設訪問させて頂きました。 行く先々、各施設の皆さま方が大変こころよく迎えて下さり、今回の東九州メディカルバレー構想について大変興味を持って頂き、本構想の取り組みにおける「国際技術交流」「国際人材交流」といった分野において大変関心があることを伺い知ることが出来ました。 東九州メディカルバレー構想は、昨年12月に国の総合特区制度に指定された新たな取り組みです。本構想においては産学官の連携、地域活性化、また医療分野でのアジアへの貢献が求められています。大分大学は「学」の領域にて今後も本構想において大きな役割を担っています。今回のベトナムでの海外プロモーションはその一歩を踏み出したと言えます。
踏み出した一歩がさらに前進する様、本構想に関わる活動についてこれからも私達は積極的な取り組みを続けていきます。

  

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