大分大学医学部附属病院と由布市消防本部が救急救命士の研修に関する協定書を締結

平成 22年 7月 29日

大分大学医学部附属病院は、ドクターカー導入に伴い、ドクターカーに救急救命士が研修の一環として医師とともに乗り込むことにより、より一層の地域住民の救命率・社会復帰率の向上並びに救急救命士等の資質の向上に寄与することを目的として、由布市消防本部との救急救命士の研修に関する協定書の調印式を平成22年7月29日に大分大学挟間キャンパスにて行い、古林病院長と平松十四生消防長が協定書にサインをとり交わした。

このドクターカーは、患者室内でも医療行為ができるよう、ストレッチャーや医療機器の配置を工夫しており、除細動器、人工呼吸器、心電図モニタ、携帯型吸引機、自動体外式除細動器、画像伝送システム等が装備されている。特に画像伝送システムについては、ドクターカー内の患者さんの状態や心電図の状況、車外の状況まで病院内に伝えられるシステムとなっている。

由布市消防本部の2名の救急救命士は平成22年8月2日から救命救急センターでの研修を開始する予定となっている。

なお、本院は、平成22年5月7日に大分市消防局と救急救命士の研修に関する協定を先に締結しており、今回が2例目の協定締結となった。