新型コロナウイルス感染拡大に伴う病床の逼迫と診療の遅延について

令和3年8月27日
県民の皆様へ
大分大学医学部附属病院長 三股 浩光
大分県立病院長 佐藤 昌司
大分赤十字病院長 福澤 謙吾
国立病院機構大分医療センター院長 奈須 伸吉
新型コロナウイルス感染拡大に伴う病床の逼迫と診療の遅延について
現在、大分県における新型コロナウイルス感染の状況はステージⅢとなっており、連日200名前後の新規感染者が報告されています。
こうした中で、大分大学医学部附属病院、大分県立病院、大分赤十字病院、国立病院機構大分医療センターでは主として中等症以上の患者さんに対する診療を担当していますが、それぞれの新型コロナウイルス感染者用の病床使用率は70%を超える状況となっています。また、新型コロナウイルス感染症の患者さんを、より多く受け入れられるように、医療スタッフの配置換え等を行っているため、そのほかの診療の一部を制限せざるを得ない状況になっています。したがいまして、待機的な検査や手術、治療が遅延する可能性がありますので、ご了承ください。
さらに現在のような新規感染者数で推移した場合、新型コロナウイルス感染症の診療の逼迫のみならず、「医療崩壊」となる可能性があります。
皆様、お一人お一人が感染対策を着実に実施して頂き、可能な方はできるだけワクチン接種を行うなど、新規感染者の抑制にご協力いただくようお願いします。