血液凝固検査室
検体検査(血液・凝固)
概要
現在、血液検査は検体測定から標本作成・染色まで各分析機器で自動的に行われ業務の省力化を目指したシステムを構築しています。また血液検査、凝固検査ともに検査機器を2台以上設置し、トラブル時にも対応可能な体制を整えています。
実施しています検査項目は、貧血や白血病に代表される血液疾患の関連項目や凝固線溶検査などです。
我々の検査室は、これらの疾患に対して早期診断、あるいは適切な抗凝固療法が迅速かつ正確に行えるよう協力し、全体のレベルアップを図っています。
主要分析機器

XN-9000

SP-10

DI-60

Roller 20PN

コアプレスタ2000
業務内容
血液・凝固検査室では、血液検査、骨髄穿刺検査、凝固・線溶検査項目を各種の自動分析装置を用いて測定しています。
また、白血病に代表される血液疾患などについては、血液塗沫標本を作製し鏡検による白血球分類を実施しています。
血液検査の主力分析器はsysmex社製多項目自動血球分析装置XN-9000、これを3台搬送で運用し使用しています。凝固・線溶検査の主力分析器は 積水社製 コアプレスタ2000を使用し、運営を行っています。信頼性の高い検査データを迅速かつ正確に報告するシステムを構築しています。
地域活動
大分県医師会、大分県臨床衛生検査技師会における血液精度管理の試料作成や解析を行い大分県の血液検査精度向上に協力しています。
また、各血液研修会においても、大学の附属病院として、また地域の基幹病院として積極的に参加しています。
その他の活動
- 血液内科による骨髄移植施行中の迅速な血算および白血球分類に、リアルタイムに対応しています。
- 外来化学療法委員会メンバーの一員として、円滑な運営とスピーディーな結果報告に協力しています。
- エコノミークラス症候群に代表される肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症の予防および早期診断のために、どのような検査が必要でかつどれくらいの数値にたいしてどのような予防法を実施すべきであるかなど、予防ガイドライン作成および見直しに協力しています。