- 内分泌・糖尿病内科
- 内分泌・糖尿病内科
診療科長
- 柴田 洋孝
- SHIBATA Hirotaka
診療科の紹介
内分泌糖尿病内科では、肥満、糖尿病、高血圧症、代謝性疾患といった生活習慣病と内分泌疾患などの診療を担当しています。私たちは、大分大学認定研究チーム「OPAT (Oita university Primary Aldosteronism research Team)」として、外来で内分泌検査を実施し、見逃されやすい内分泌疾患のスクリーニングを積極的に行い、治癒可能な原発性アルドステロン症などの二次性高血圧を早期に発見して治療を行っています。日本および米国の原発性アルドステロン症診療ガイドライン作成にも関わり、高血圧診療では高い評価を得ています。また、肥満症治療においてもオリジナリティの高い行動療法を実践しており、この分野では日本をリードしています。さらに高度肥満症の治療では、肥満外科と管理栄養士とのチーム医療により、よい成績をおさめています。また、大分大学―大分県医師会―大分県の三者の連携締結に基づいて、大学が関わる初めての取組み「大分県糖尿病性 腎症重症化予防事業」の一環で、糖尿病性腎症重症化予防専門外来を設置し、地域医療機関への助言などを行うことで、県内の透析導入者数削減への取り組みも開始しています。
高度な医療又は特徴的な医療
- 二次性高血圧、原発性アルドステロン症、副腎疾患
- 肥満症治療における行動療法の実践
- 高度肥満症における肥満外科とのコラボレーション
専門外来
- 糖尿病性腎症重症化予防専門外来
我々は腎臓内科と連携し糖尿病性腎臓病重症化予防外来を開始しました。 糖尿病性腎臓病は我が国において末期腎不全の原因の一位です。進行例では治療に難渋することが多いです。最も大事な初期に糖尿病性腎臓病を糖尿病内科医師、腎臓内科医師、看護師、栄養士が包括的に管理し、末期腎不全への進行抑制を図りたいと考えています。