診療科長

  • 猪股 雅史
  • INOMATA Masafumi

診療科の紹介

小児外科は新生児期から思春期までの小児一般外科疾患を対象としています。

専門的な疾患(先天性食道閉鎖症・先天性腸閉鎖症・Hirschsprung病・鎖肛・胆道閉鎖症・先天性胆道拡張症・神経芽腫など)だけでなく、日常よく遭遇する疾患 (臍ヘルニア・鼠径ヘルニア・陰嚢水腫・停留睾丸・急性虫垂炎・消化管異物・乳児痔瘻・肛門周囲膿瘍など)も治療を行っています。

手術では疾患の根治性のみならず、小児の成長・発達を考慮した皮膚切開・縫合法や、より低侵襲な腹腔鏡手術 (胃食道逆流症に対する腹腔鏡下噴門形成術や特発性血小板減少性紫斑病や遺伝性球状赤血球症に対する腹腔鏡下摘脾術など)を積極的に施行しており、患児や家族のニーズに対応しています。最近は化学療法が必要な患児に対しての皮下埋め込み型中心静脈カテーテル留置も行っており、鼠径ヘルニアではクリニカルパスを用いた2泊3日の入院治療を行っています。

また新生児・未熟児や重症心身障害児ならびに小児がん患児では、NICUおよび小児科、産科と協力して術前術後管理を行っており、治療成績の向上を図っています。

さらに本年度より小児便秘症に対する便秘専門外来を開設し、 食事指導や薬物療法を含めたきめ細かいケアを行っています(第2・第4水曜日午後)。


高度な医療又は特徴的な医療

  1. 鼠径ヘルニアに対する内視鏡外科手術
  2. 胃食道逆流症に対する内視鏡外科手術
  3. 小児がんに対する腫瘍摘出術
  4. 特発性血小板減少性紫斑病や遺伝性血小板減少症に対する腹腔鏡下脾臓摘出術

専門外来

  • 小児外科
  • 便秘外来

外来担当医

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