部長

  • 北野 敬明
  • KITANO Takaaki

部の紹介

集中治療部は、1985年より開設され、現在8ベッドで運営されている。さらに、2016年1月より特定集中治療管理料2に対応した高規格ICUとして稼動している。年間入室症例数は約600~700例で、これまで15,000有余の患者管理を行ってきた。治療患者は、おもに大手術後患者であり、また、手術後に限らず呼吸・循環不全や敗血症、DIC、熱傷患者等も管理している。 本院ICUはICU専従医師が呼吸・循環管理だけでなく全身管理を統括するクローズドシステムICUとして、各科医師の協力により、集学的な治療・運営を行い、また臓器機能不全に対して先進的な臓器補助機器、保護・治療療法を導入し、高い救命率を上げている。毎朝多職種合同カンファレンスを行い、患者の治療方針、看護ケア・リハビリテーション計画を確認している。

看護師は、救命を最優先する場であると同時に、患者にとって生活の場であることをふまえ、患者の基本的ニーズを満たす援助を行っている。入室前、退室後訪問を実践し、看護ケアの継続と評価を行っている。以上の活動により本院ICUは大分県内の重症患者の最後の砦としての機能を果たしている。


高度な医療又は特徴的な医療

  1. 各種循環補助療法【大動脈内バルーンパンピング(IABP)、補助人工心臓(VAD)、経皮的心肺補助療法(PCPS)】
  2. 各種人工呼吸療法【人工気道下の人工呼吸療法(IPPV)、非侵襲的換気療法(NPPV)、体外式膜型人工肺(ECMO)、一酸化窒素吸入療法(iNO)】
  3. 各種血液浄化療法【血液透析・濾過療法(HD, HF)、血漿交換療法(PE)、血液吸着療法(DHP)】
  4. 低体温療法
  5. 院内RRS(ラピッドレスポンスシステム)対応