センター長

  • 松原 悦朗
  • MATSUBARA Etsuro

センターの紹介

高齢者人口の増加に伴い令和7年(2025年)には、高齢者人口は3500万人に達しと推計されています。その中でも大きな社会問題となる事象として、認知症患者は急増し700万人を超えると言われています。

認知症に対する抜本的な治療法は、現時点ではありませんが、その病態の解明とともに、診断法と治療法は徐々に進んで来ています。当センターは、認知症の新しい診断法や治療効果の評価を行うことを目的とし、研究・教育・診療の機能を備えた施設です。

研究部門「部門長 松原悦朗(神経内科 教授)」

認知症診断・研究に有効なPET-CT,サイクロトロン等の高度な診療設備や早期臨床試験が可能な施設、豊富な医療・研究人材を最大限に活用して、疾患の病態解明や、超早期診断法、根本的予防・治療薬の開発等の認知症研究を推進する。

  • アルツハイマー病の根本的治療法の開発を目指した最先端基礎研究
  • 認知症リスク因子の探索的研究
  • 認知機能低下をきたす神経変性疾患の病態解明と早期診断法の開発
  • 認知症のなりやすさと身体情報、生活習慣の因果関係解明(臼杵市認知症研究プロジェクト)
教育部門「部門長 宮崎英士(総合診療内科・総合診療科 教授)」

認知症診療・研究・ケアに関する高度な知識と技能を持った医療人の養成を行うとともに、認知症の人とご家族が安心して地域で生活できるために様々な教育支援活動を行うことをミッションとしています。

  • 医学生・看護学生への認知症の実践的な教育
  • 非専門医の先生方に対する講演会等での情報提供
  • オレンジドクターの診療支援や認知症支援チームの配置
診療部門「部門長 寺尾岳(精神科 教授)」

大分大学医学部附属病院では、総合診療内科・総合診療科、神経内科、精神科がそれぞれ、かかりつけ医の先生方からのご紹介により、認知症の疑われる患者さんや認知症と診断された患者さんの診療を受け入れています。3つの診療科を中心に病院全体が連携を深め、発症予防、早期診断、早期治療、精神症状や行動異常などの軽減、リハビリテーションなど、さまざまな場面で、患者さんのお役に立てるように診療を行っていきます。

  • もの忘れ相談
  • アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側型認知症、血管性認知症の診断
  • 先端画像検査(アミロイドPETやFDG-PET)の実施
  • かかりつけ医や地域包括センター、ケア・マネージャーとの連携

高度な医療又は特徴的な医療

  1. 先端画像検査(アミロイドPETやFDG-PET)

専門外来

  • もの忘れ外来
    1. 神経内科(月・火・木)
    2. 総合内科・総合診療科(月・水・木)
    3. 精神科(水)